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尾瀬の気候は年間を通しては太平洋側と日本海側の両方の特質を備えていますが、冬は日本海側の気候の影響を強く受けているため雪が多く降ります。初雪は早い年では10月初旬に観測され、それから約半年ものあいだ雪に閉ざされます。降雪期間中は例年2メートル以上の積雪があり、最も深い積雪量は多い年で4メートルに達することもあります。
 沼の氷が溶け湿原の雪が消えるのは5月中旬頃、ようやく遅い春を迎えると、植物が芽吹きはじめます。6月に入ると一月ほど梅雨の時期にさしかかりますが、梅雨が明け夏が訪れても、雷雨や夕立になる日が多く、換算すると半月以上も雨が降っていることになります。そして短い夏が過ぎると、しだいに気温が低くなってゆき、10月のはじめには最低気温が氷点下を記録します。こうしてみると、尾瀬は雪と雨の影響で年間の降雨量がたいへん多いことがわかります。
 気温についてはどうでしょうか。春や秋はもちろんのこと、夏でも朝、晩は冷え込むことが多く、日中の最高気温も30℃を超すことはありません。反対に、真冬は最低気温が−30℃近くになることもあるため、年間平均気温はわずか4℃にしかならないのです。
 このように、目まぐるしく季節が移り変わる尾瀬は、特質的な気候と合わせて変化に富んだ環境になっています。
   
 

 

☆調べてみよう!

□質問1 毎年1月〜3月にかけて、山小屋の従業員さんたちが自分たちの小屋の雪下ろしにやってきます。その際に雪道で迷わないようにするある工夫とは何でしょう?(これは実際に尾瀬を歩くと目にすることができます。)

□質問2 春先に尾瀬沼の雪が溶けると発生する、赤いサビのようなものは何でしょう?

□質問3 夏に湿原一面に咲く黄色い花は何というでしょう?

□質問4 湿原の植物が秋になると赤く色づくことを一般に何と呼ばれているでしょう?

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