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テーマ:紅葉


 普段は普通に感じることも、ふと、「どうしてなんだろう?」と思うこと、そんな自然の色々なことをここでご紹介しています。
  ごくごく普通に目にしている光景や自然現象も、きちんと調べてみるとすごく奥が深かったり、新しい発見があったり・・・。改めて自然から知恵や生きる術を教わったような気がします。
  いろいろと調べてみると、あたりまえのようにそこにある自然が、改めて「すごいんだなぁ」と感じますね。
 そこで今回は植物の紅葉について探ってみました!
 
どうして秋になると葉の色が変わるの?
 秋から冬にかけて気温が下がると、木は葉に糖分を蓄積しようと、葉と枝をつなぐ部分に壁(離層と呼ばれるコルク質の層)を作って、水や養分を葉にいかないようにします。
  そうすると、葉に蓄積された糖分から紅い色素が作られ、緑の色素が減っていきます。これが紅葉と呼ばれるものです。
 
 紅葉と黄葉
 冬になると葉と枝ををつなぐ部分に層ができ、それによって葉緑素が減っていくという課程は同じですが、葉が紅くなるものと黄色くなるものには、少しだけ違いがあります。
  紅くなるものは、葉に溜められた糖分によって、葉緑素が減り紅くなります。色が黄色に変わるものは、葉緑素が減少して行く課程で、今まで目立たなかった黄色の要素(カロチノイド)が目立つようになり、黄葉になります。紅葉が目立つものとしては、カエデやナナカマド、ヤマウルシ、オオカメノキなどが挙げられます。そして黄葉で有名なのが、イチョウやブナ、しらかばなどですね。
  秋になると公園のイチョウ並木や寺院などのカエデ・もみじがとてもきれいですよね。
 
 紅葉がきれいになる条件
 まず、夜間の急激な冷え込みというのが条件。一般的に紅葉は最低気温が8℃以下になると始まると言われています。そして、昼間の太陽の光が強いというのも条件に挙げられます。最後が大気中の湿度です。
  まとめると、昼夜の温度差があり、適度な湿気と強い太陽の光によって紅葉が美しくなるというわけですね。
 
ブナ
 
オオカメノキ

 舘岩の紅葉
 今年も紅葉が始まってきました!ここ舘岩の山々も紅や黄色に色づいています。車で道路沿いを走っていると思わず目を奪われてしまいます。(運転には十分気をつけましょう!)
  舘岩にも様々な紅葉スポットがありますので、自分だけの紅葉スポットを見つけてみるのも楽しいかもしれませんね。
ちなみに、この時期の私のおすすめは、紅葉を見ながら露天風呂につかり、おいしい地酒とイワナを食べることです。皆さんもゆっくり温泉につかっておいしいものを食べ、舘岩の紅葉を楽しんでみてください。感想もお待ちしています!